入梅・梅仕事・つばめ
梅雨の時期になりました。しばらくは、カラッと気持ちの良い気候でしたが、少し前から、梅雨らしく蒸し暑くなってきましたね。
さて、去年の今頃も、知人から頂いた梅で、梅ジュース、梅酒、梅干を作りました。梅酒も、初チャレンジだった梅干しも、予想外によく出来て(笑)1年経たずになくなりました。
なので、今年は、1年以上の熟成した梅酒が飲みたいし、梅干しも手作りを食べたいし、沢山作るぞー!と、張り切って作ったところです。
さて、一つ、心が温まった話。
この時期やってくる、つばめ。
去年は、巣をスズメに奪われてしまって可哀想でした。今年は無事に巣立つところまでいけるといいねーと、家族で話しながら見守っていました。
巣が出来て、ヒナが無事に産まれ、親の懸命なエサやりに心打たれました。
やがて、ヒナが大きくなって、毛がフサフサしてくると、可愛い顔が巣から見られるようになります。玄関を通る度に、1.2.3.4…と並んで出ている顔が、つぶらな黒い目が、何より可愛いらしくて、ついつい見に行ってしまいました。
しばらくすると、1羽が巣のふちに立って、もうすぐ巣立ちそう。
しかし、ある朝、その?一羽が下に落ちてしまっているではありませんか!羽ばたくのに失敗してしまって、落ちてしまったのかしら…。猫が来て、いたずらしたらどうしよう、どうなるのかな…と、登園前の息子とハラハラしながら見ていました。
まだ他のヒナたちは巣に残っているので、親鳥はいつものように懸命にエサを運びます。すると、下で「ピッピッ」と鳴くヒナに、親鳥も気づきました。
すると、親鳥は、エサを口に運んでもあげますが、飛んできて、ヒナ鳥の前でその羽ばたく様子を見せてまた飛んでいくのです。
まるで、「ほら、こうやって羽ばたくのよ。」とでも励ますように。
そのうちに、うちの息子も、そのヒナ鳥に向かって、「はねをこうやってひろげて、がんばってこうすれば(腕を上下させてます)飛べるんだよー」と助言。笑
私も「がんばれー!」と力が入ります。
しばらくすると、そのヒナ鳥は、親鳥の後を追って羽ばたいて飛んでいったそうです。(私は家事をしていて見逃しました!)
その様子を息子から聞いて、「よかったねー!!」とハイタッチして喜び合いました。
他にも….
なかなか巣立つことが出来なかったヒナ鳥を、他の兄弟たちが、近くの伝線で待っている事を発見したり、
巣立っていったと思ったら、強く雨が降った夜に、何羽か巣に戻ってきて、「えー!戻ってきたの?!」と笑ったり、
今年のつばめには、たくさんほっこりした気持ちにさせてもらいました。
他にも、この“河田家ツバメ物語”はいくつかありますが、うーんと、長くなるので以下略。笑
さぁ、最後になりました。
梅ジュースが美味しくできる事を、梅雨が明けたら梅を干す事を、美味しい梅酒でほろ酔い気分になれる事を!(笑)、楽しみにしながら、この梅雨の時期も、日々一生懸命過ごしたいと思います。
こうやって、季節に合わせて過ごすこと、生き物や自然と触れ合う事が、やっぱり好きだなぁと改めて感じるこの頃です。
皆様も心と体を大事にしながら、お過ごしください。