唯一無二のリースたち
寒さが一段と厳しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
先日、豊川稲荷近くのギャラリー寓さんに行ってきました。
竹本みちさんの「リースとかご 野に遊ぶ」展。
竹本みちさんは、義母の以前からのお友達で、近くに住む方です。嫁いでから義母に連れて行ってもらい、最近は毎年楽しみにしている展覧会です。
ですが、今年で20回になり、今回で一区切り、最後にするとのこと。私だけでなく、来た皆さんが残念に思っているはず。作品は、すぐに完売してしまうんですよ。
植物や花の名前に詳しくはない私ですが、山野草の素朴さが好きです。それこそ大好きな長野へ、毎年のように旅行へ行きますが、山野草を見て散歩するのも旅行中の楽しみの一つ。
みちさんのリースには、そんな素朴な可愛らしさがあり、どれも本当に素敵です。
たくさんある中の一つの作品に、綺麗な黄緑色のころんとしたものがぶら下がっているのを見つけました。ん…?
しばらくして、はっ!と、気が付きました。少し前に息子が読んでいた、繭の本に、この面白い形の繭が載っていた!と。
(↑写真左上の、黄緑色で楕円形のものです。)
みちさんに聞くと、やはりそう。「うすたびが」の繭。みちさんは、去年私の家の近くの山の方で3つ拾って、宝物にして取っておいたそうです。
家主が巣立っていった出入り口も、パカっと開けて見せてくれました。笑
「宝物にして取っておいたのよー」というみちさんの言葉が、なんだか心に残りました。みちさんには、自然のものが宝物なんですよね。
リースやかご作りの為に、色々な植物を探して見つけて選んでいると思うのですが、でも、その根本は、「野の植物が好き」という気持ちから始まっているんだろうなぁ。そんな風に想像できる一言でした。
みちさんの感性で選ばれた、野の植物たち。みちさんの感性で素敵な作品になり、どれもが唯一無二の物になっていました。
もちろん、それを作っているみちさんも、オンリーワンの存在の作家さんです。
私もいつかそんな作品を作りたい、そんな風になりたいなぁ。
明るくて、お話ししていても楽しいみちさんに、作品だけでなく、いい刺激を頂いたように思います。みちさん、ありがとうござました^_^
そして、私の教室にも、みちさんのリースを飾りました。シックで素敵です。嬉しいな。
あっという間に、12月中旬。気持ちよく新しい年が迎えられるよう、過ごしていきたいと思います。
その為には、風邪をひかない、健康第一!皆さまも、体調に気をつけてお過ごしくださいね。