おこだでませんように
冬の寒さが厳しい今日この頃、体調崩されていませんでしょうか。
教室に通っている子どもたちも、風邪気味の子が増えています。この冬は、はじめが暖かったので、最近の寒さがこたえますね。
さて、先日、息子の通う保育園から借りてきた本の話です。
そのタイトルは、
「おこだでませんように」
一瞬、ん?となりましたが、泣いてる男の子の顔の表紙で、なんとなくストーリーが浮かびました。
息子と読んでみると、家でも学校でも怒られてばかりの男の子の話。
なんですが、
怒られている男の子の言い分が( )の中に書かれているんです。
でも、男の子はそれは言わないで、そっぽを向いて怒られている。
そして、怒られる毎日が続き…布団に入りながら、
(ぼくだって、ええこやなーって言われたいんや)
(ぼくはほんとに悪い子なんやろか)
と考え込んでしまいます。
話の最後は、学校で作った七夕飾りに、下手ながら、一文字一文字心を込めて、
「おこだでませんように」
と書きます。
その文字を見た先生が「怒ってばっかりだったね」と、涙を流しながらぼくの気持ちに気付いてくれます。
そして、先生からお母さんへ話が伝わり、お母さんの膝の上に乗せてもらい、にこにこ笑顔で話は終わりました。
この本を読み終えて、少し考えました。
最近の息子への態度。きつい言い方で叱っちゃったとき、どんな気持ちでいたのかな…。
それから、以前受け持っていた子の事。可愛いけれど、手のかかった子。あの子たちもこんな事を考えていたのかな…。
大人が強く言えば、幼い子どもは何も言えない。それをいい事に、頭ごなしに言っていないだろうか。いや、残念ながら心当たりがある!
子どもを、1人の尊い人格者として接する。当たり前の事だけれど、余裕がなくなるとつい…。
子育てや教育の場で大事な事を、この本の男の子が、改めて考えさせてくれました。
子どもだって、大人だって、誰だって怒られたくない。特に弱い子どもの気持ちに敏感でいなきゃ。
反省を大いに含めて、このブログに記しておきます。あんまり「おこらない(おごらない)自分でいられますように」
寒い中、みなさんも穏やかな日々を過ごされますように(^^)